Vanni Dialy

好きな場所で好きなことして生きる為に日々奮闘中の中の人の日記

キムカーダシアン 下着のブランドの名前を「Kimono」?! cultural appropriationについて

こんにちは!お久しぶりです。Vaniちゃんです!

更新がかなり空いてしまいました。

実は日本に帰ってきております。

 

日本でやらなくてはいけないこと。

日本食を堪能するとか、アジア独特の暑さを感じるとかいろいろありますが、一番やらなくてはいけないことは親知らずの抜歯です…。

 

実はもう抜いてきました。歯の治療って本当に怖いですね。

また抜歯についてもブログに書いていきたいです。

 

 

キムカーダシアンの下着ブランド

さて、先ほどインスタグラムで衝撃的なものを見てしまいました。

 

それがこちら アメリカのセレブ キムカーダシアンのインスタグラム

www.instagram.com

 

ツイッター

 

 

 

キムカーダシアンが補正下着のブランドを出すよ〜っていうお知らせです。

 

よくセレブが新しい化粧品ブランドを出したり、下着のオリジナルブランドを出したりしますので、私はまたか…と軽い気持ちで見ていました。

(カイリージェンナーのリップ、リアーナのfentyなど大人気ですよね!)

 

肌の色に合わせた色でサイズも豊富であることなど述べた投稿になっています。

 

しかし、問題は補正下着の商品の名前です。

 

このブランド、商品名が『Kimono』

 

??一体、着物はいつから補正下着になったんだ(笑)

日本語の響きがかっこいいからそういう名前にしたんでしょうか?

なにか由来や似ている点があるのでしょうか?

(補正下着と着物は似ても似つきませんが…笑)

 

 

問題はさらにあります。

キムカーダシアンは下着のKimonoを商標登録、独占権を取得しようとしているみたいです。

(まだ審査中で商標登録したわけではありません)

 

着物は日本の伝統的な衣装であり、深い歴史や伝統があります。

 

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着物の女性

それを商標登録で下着になってしまったら…と考えると完全なるcultural appropriation(文化の盗作)になるのでは…?

 

インスタグラムやツイッターで#kimono と検索するとアメリカ人の作った補正下着が見れるってことですよね?

日本の伝統的な着物がかなり品がないものになってしまいます。

大和撫子なんか程遠いです。

控えめに言ってありえないですよね…。

 

キムの”クリエイティブチーム”はそのことに誰もつっこまなかったのでしょうか?

 

キムカーダシアンは既に @kimono というインスタグラムアカウントを作り、専用のサイトがあります。

(kimonoの名前でドメイン取れちゃうんだ…お金いくらかかったんだろう…ていうか日本止めなさいよ)←心の声です。

 

キムのアカウントにはごく少数の日本の文化だからkimonoという名前を使わないで欲しいなどのコメントがあります。

が、全く名前は気にせずただ商品が楽しみである、という外国人のコメントの方が圧倒的に多い気がします。

(日本文化知らない人だったら仕方がない!)

これも外国人みんながこれはよくないぞ?!ってことに気づいてくれたら事態は変わるかもしれませんが…。

 

ツイッターには#KimOhNoのハッシュタグが流行っているようですが主に日本人の日本語コメントですので大きなムーブメントにして直接キムに届けるのは英語でツイートするほうが効果はありそうですね。

ただハッシュタグをつけてツイートしているだけで抗議の意味にはなりますね。

 

文化の盗作について考える

近年、ファッション業界やSNSで文化の盗作やcultual appropriationという言葉を聞きますが不快に思わない、むしろ素敵だなと思うものもありますよね。

 

白人の女の子がチャイナドレスを着てプロムに行こうが

(プロムという晴れ舞台にアジアの文化を身につけようと思ってくれたことが嬉しい)

外国人観光客が安い浴衣をお土産に買い自国で少し着崩れしてるけど嬉しそうに着ていたり(完全に私の友人です)

アジア人が黒人バスケ選手に憧れてドレッドヘアーにしようが

漢字の見た目がかっこいいからって「芸者」とタトゥーで入れようが

ハンガリーの家の近くのレストランの店員さん笑)

 

全く構いません。アジアに興味持ってくれてありがとう。ですよ。

 

しかし今回の件は文字どうり文化そのものを盗んでしまいます。

アメリカ人の中ではKimono=キムの下着ブランドになってしまいます。

 

名前を変えてくれることを祈っていますが、一番は商標登録、独占権が通らないことを祈るばかりです。